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SFC OPEN RESEARCH FORUM 2003


本講演は、2003年11月20日〜21日に行なわれた SFC OPEN RESEARCH FORUM 2003 のパネル及びセッションについて、
主催者である 慶應義塾大学SFC研究所 と協力して公開するものです。


内 容 SFC Open Research Forum 2003では「天地共生: ユビキタス社会のかたち」をメインテーマとし、8つのトラックに基づいたパネルディスカッション、セッション、展示・デモンストレーションが行われました。各トラックではSFCが進める最先端の研究を発表し、その成果の有効活用や、産業界との連携、また社会全体との融合の可能性を追求します。


#1
ユビキタス社会の展望と課題

徳田 英幸 (環境情報学部教授)
村上 輝康 (株式会社野村総合研究所理事長)
青山 友紀 (東京大学大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻教授)
中島 秀之 (独立行政法人産業技術総合研究所 サイバーアシスト研究センター研究センター長)

ユビキタスネットワーク社会の実現に向けてのチャレンジは、現在のインターネット環境をさらに発展させ、社会基盤としてのユビキタスネットワーク環境へと進化させることである。従来のPCやケイタイなどの電子機器だけでなく、身のまわりのあらゆるモノがネットワークにシームレスにつながり、ストレスなく、安心してサービスやコンテンツを利用できる環境の実現をめざしている。 本パネルでは、まず、ユビキタスネットワーク社会とは何か、その具体的なイメージを議論し、さまざまな社会的な課題について技術的、政策的、ビジネス的、文化的な側面から議論する。

#2
ユビキタス時代のビジネスモデル

國領 二郎 (環境情報学部教授)
山田 眞次郎(株式会社インクスCEO)
新原 浩朗(経済産業省商務情報政策局情報経済課長)
吉松 徹郎(株式会社アイスタイル代表取締役兼CEO)

日本はこの数年間における急激なネットワーク環境の改善によって、ネットワークを活用したビジネス革新を行いやすい国になったと言える。このパネルではモノづくりとマーケティングの両面において、最先端の取組みによってビジネス革新を行っている事業家お二人と、電子タグ推進などで日本の産業の競争力を大幅に強化することを目指している行政からのゲストをお迎えして、ユビキタスネットワーク時代においていかなるビジネスモデル革新を行いうるか、ビジョンを語っていただく。

#3

ダイアログ:ユビキタス社会とコンピュータ技術+ネットワーク技術

村井 純(環境情報学部教授)
坂村 健(東京大学大学院情報学環教授)


ユービキタス社会の実現に向けて、コンピュータの技術とネットワークの技術の変遷を基盤に、将来の課題、方向性、そして、それぞれの登場人物の役割について議論する。


#4

Auto-IDをはじめとする自動識別技術の可能性とビジネス・社会モデル

村井 純(環境情報学部教授)
國領 二郎 (環境情報学部教授)
中村 修 (環境情報学部教授)
根来 龍之 (早稲田大学大学院商学研究科教授)
山本 謙治 (ワイズシステム株式会社)

自動識別技術をテクノロジー面から追いかけている「Auto-ID ラボ(代表:村井純)」と、ビジネスや社会モデルの面からこの技術の潜在的な可能性を社会的に受容させる形で開花させることを目指している「IDビジネス・社会モデルラボ(代表:國領二郎)」が合同で、技術の意味と可能性、克服すべき課題などについて議論を行う。

#5 ユビキタス社会とe-ケア

吉野 肇一 (看護医療学部教授)
東 ますみ (兵庫県立看護大学附置研究所推進センター講師)
辰巳 治之 (札幌医科大学大学院医学研究科生体情報形態学教授)
村井 純 (慶應義塾大学環境情報学部教授)

e-ケアとは、健康を維持したい方、看護や介護などのケアが必要な方とその家族、ケアを提供する専門スタッフの支援のために、最先端のITを取り入れること。技術を、どのように発展させればよいのか、それを生かす制度はどのようにあるべきか、どのようなサービスが望まれているのか、利用する我々はどのような心構えで接すればよいのか。解決すべき問題は数多く存在するが、質の高い看護と介護のゆきわたる町を実現し、すべての人が自分の暮らしたい場所で、安心して生活できる社会を作ることを目指し、皆で未来へ進む方法を考える。

#6
ユビキタス社会と都市再生

石川 幹子(環境情報学部教授)
日端 康雄(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)
小林 隆(大和市情報政策課チーフ)
古谷 知之(慶應義塾大学環境情報学部専任講師)
小林 博人(ハーヴァード大学デザイン学部大学院研究員)
山田 雅夫(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教授)

電子行政が本格始動する中で、まちづくりの合意形成や都市活動の需要管理のあり方がクローズアップされている。しかし、高度情報技術を前提に、どのような方略で都市再生を実現させるのか、またその実現のためにどのような制度が必要なのか、などについても、検討すべき課題が少なくない。本パネルでは、ユビキタス社会と都市再生について、電子自治体や市民参加、都市交通、都市防災などの観点から討議し、将来のまちづくりのあり方について考える。

#7

大学におけるe-learningの実践と今後の戦略
金子 郁容(政策・メディア研究科教授)
福原 美三(株式会社エヌ・ティ・ティ エックス取締役)
三宅 なほみ(中京大学情報科学部認知科学科教授)
鈴木 恒則(東海大学理学部物理学科主任教授)
杉山 誠司(日本福祉大学メディア教育センター主幹)


大学を巡る経営環境が大きく変化するなか、また、技術の進展もあり、e-learningの導入が、大学にとっての戦略的課題となっている。一方で、コンテンツ作成やサポート体制整備など課題も多い。肝心な教育効果という観点からも、有効なコンテンツの作り方、映像情報の効果的利用法など、まだ未知の部分が大きい。本シンポジウムでは、標準化や技術の動向を踏まえて、e-learningを積極的に導入している大学の実践や課題、今後の戦略について話し合う。

#8

産学連携は新産業を創出できるか(SFCフォーラム)

武藤 佳恭(環境情報学部教授)
高橋 四郎(財団法人みやぎ産業振興機構総括プロジェクトマネージャー)
山田 英(アンジェスMG株式会社代表取締役社長)
山中 唯義(株式会社ベンチャーラボ代表取締役)
川上 孝子(QE-Research Corporation, General Manager)


海のモノとも山のモノともわからないシーズ(研究成果)を育てるには、土壌づくり(制度・組織や技術の目利きなどの人材、事業モデル作り)、水遣り・施肥(VC、マーケティング努力、リスクテーキング)が必要。SFC研究スタッフ、バイオベンチャー企業家、インキュベータ、事業開発連携を実施している企業担当者らに加え、シリコンパレーでベンチャー育成に関わってきた専門家も招き、大学発シーズの発掘着眼点、シーズのビジネス展開方法、発掘・育成にかかわるリスクの最小化など、戦略・戦術を議論する。



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